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フジタマ R−32
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フジタマ 私はなんか学生のときにイベントをしてて、作りすぎたTシャツで、ここまで作ったんやけど。
山下 ミュージアムショップ・・・・
フジタマ そうそうそう、よかったらあげますよ。
佐藤 みんぱくで売ったら売れるよ
山下 1800円、ミュージアムショップ、ミュージアムショップです。
フジタマ なんかここ単に物置き場になってしまってる・・・
山下 「だんまり」ってかいてありますけど。
フジタマ これ失敗作とか・・なんかね、たぶんムラがあるんですよ。染めてもらったから友達に。
山下 それはほんま?
フジタマ いや、別に寝巻きでもいいんで、ほしい人はまだ・・
山下 やったー
フジタマ あとはね、なんか奥はねいちお婿さんの仕事ていうか、もろ考える場所で。あとはすごい、いろんな部品とか・・部品が多いかな。こういう感じになったものとかが・・
山下 それは何ですか?
フジタマ スイカのビーチボールを切って、けっこう作品の材料にけっこう使ってた。あとは接着剤とか、いろいろある。もう撮ってるんですか?
山下 これは特別な接着剤じゃないとだめとかなんですか?
フジタマ いろいろいっつも接着剤は買ってしまうんですよ。
山下 接着剤マニア?
フジタマ 接着剤がすごい、マニアじゃないねんけど、ないわーと思って買っては、接着剤道具箱に。
佐藤 ?ぜったいする。
フジタマ 接着剤だらけ・・。これを、作品の写真かな、1個ずつ紹介してる・・これがけっこう気にいってるキーボードで、なんかねスーパーで千円で売ってたわけよ。なんかねすごい悲しいメロディしか出ない。デモ曲がね、なんかね短調でね、なんかねいろんなメロディが入っているんやけどこれが全部悲しい、これがサンバやねんけど、うそみたいやねんか、ロックも全部・・
山下 ロックももの悲しい・・
フジタマ すごい悲しい音しかでえへんていうっていうのがびっくりして買ってしまったんです。
山下 それ見た目で買ったんですか?
フジタマ いや音きいて、こういう風にして山積みになっていたから押してみたらなんじゃこれーて。 これがいちばん明るいかも。これもちょっと明るいかも。これがディスコって書いてあるねんけど、おかしい。このサンバこんな悲しいサンバもなかなかないかなって思って。
山下 それいくらやったん?
フジタマ 千円ぐらいですごい叩き売られていて。
山下 あーなんかすごい悲しいからこう・・
フジタマ マイクもついてるから一緒に歌ったたりとかできるんやけど。すごい音しかでえへん。
山下 それ作品に使おうとか?
フジタマ 作品に使ってましたよ、なんか曲は使ってないけど、このなんか変な、(フジタマ音ならす)こないだのビデオはこれで一所懸命・・
山下 ああ、これだ
フジタマ これはあやしい・・とにかくすごい悲しいのが、そういうのがあるんです、世の中には。 そんなもんで。
山下 このゴンタくんはたくさん??
フジタマ なんか注目したいものがあったら聞いてもらって・・答えますけど。あんまりにもここは あんまり見せたくなかった??気が・・ゴンタくんはねそこに置いてある、これがレターオープナーっていって。あの手紙とか来たやつ、シュッと。ちょっと切ってみようか。
山下 これ実用品としてあるわけ?
フジタマ なんか切るもの・・
佐藤 ?
フジタマ え、ゴンタくん知らない?それはだめだー。ハハッー
佐藤 はに丸なら知ってるよ。
(フジタマ手紙を切る)
佐藤 電気で切れる、かすがそのまま外に出てるよ。フフ。
フジタマ 切るやつと、なんかこれをセットで買ってしまった。
山下 これはなんなん?
フジタマ これは掃除機。
山下 ああー
佐藤 落としたゴミを・・
フジタマ あんまり吸わへんのですよ。
山下 ゴンタ好きだったんですか?「でるんかな」ファンとか?
フジタマ 最近すごいゴンタくん好きにやって、ゴンタくんモノを買ってたから、オークションとかで。
山下 あれ終わってから?
フジタマ この1年くらいかな、ゴンタブームが来てる。
山下 この、横のコ誰ですか?
フジタマ これは婿さんが、これ型のパラシュートを作っていて、そんときにこう、型紙を取るために作った、立体型。
山下 なるほど。
フジタマ うん、だから1とか2とか書いてあるから。 何をしたらいいんやろ・・
山下 なんかこうだんなさんのモノと自分のモノというのは、まあ本人にはわかるんだろうけど、そんなに区別はなく・・
フジタマ この中の自転車の部品は婿さんのやつかな。これは一緒に買った。なんか花瓶なんですよ。
山下 フフフ、でも、頭の上に・・
フジタマ ここに花を挿す・・ 佐藤 頭から花が・・
フジタマ というすごいもんやなってゆってて。
山下 買おかって、買おか、これって?
フジタマ ハハハ、うち花瓶ないしって言って、花生けたことない、これに。ハハハ。すごい骨董屋が養老に。古今珍品流通センターっていう、すごい玉石混合の古道具屋さんがあって。ここに行ったら、もうすごい値打ちのあるもんから全くないもんまでがものすごい量が売られてて、たぶん近所の人の委託品みたいなやつで、鎧とかからこんなんまで、ありとあらいるものがある所があって、ホームページもあるから、よかったら見てください。ハハ。
山下 ハイ。
フジタマ 古今珍品流通センターで検索したら・・養老なんですけど。うん。
山下 養老にはそこを目指して行ったんですか?
フジタマ 養老天命反転地に行ったときになんか怪しい店があるって。城みたいな形してて、どう見てもおかしい感じやったから、入ってみたら・・
山下 行っとかな・・
フジタマ うん、行っとかなって思ったら・・
山下 すごいー
フジタマ いやすごくないけど。もっさいばっかりうりは。こっちはなんもないかな。いいですか、 こっちは?
佐藤 軽いんだ・・
フジタマ 軽いでしょ。
佐藤 (犬の)目が光るとか?
フジタマ 目は光らないけど、なんか義眼ぽい。なんかこういう別のやつが入ってとこが・・
佐藤 いや、ムラギしさんがトナカイを出す、目を光らせたいとか言って・・
山下 トナカイって民博の中の収蔵品として、トナカイの剥製があって・・
佐藤 インディアンのとこの横にあったでしょ、わかんない?いたでしょ?トナカイが。
フジタマ トナカイ見たような・・
佐藤 インディアンの死体があったとこの入口のところ。
フジタマ えー、死体じゃないねんけど死体みたいなやつ?めちゃくちゃ死んでるやつがおって・・
佐藤 しっかりホームページに載せてた
フジタマ あれ載せていいんかな?
佐藤 あれはいけない。だけど誰も見なかったら・・
フジタマ ほんとはだめなんでしょうねって思って。でもどうしたらいいんやろって思って。
佐藤 でも誰も見なかったから知らない。
フジタマ 気がついてないからね。
佐藤 うん。
山下 そっか・・ではまあ・・
フジタマ 玄関トークももう・・
佐藤 玄関トーク。
フジタマ これ、ゴミの山みたいな・・
佐藤 玄関をやってもらうのもいいんじゃないかな。
山下 玄関?
佐藤 今子供部屋になってるけど。
フジタマ 子供部屋・・そっか・・
山下 上はもう?
フジタマ 上はもう寝るだけやから、今はたぶん普通かな。服と布団と。 やばいなー。これは婿さんの・・
19h244813
フジタマ 片付けます。
山下 この家住んで長いんですか?
フジタマ いや、まだ2年くらいです。うん。
山下 結婚してからこっちに?
フジタマ そう、そうそう。
山下 ではじゃあ普段主婦というか、料理をしたりっていうのはフジタマさん?
フジタマ そうそう。してる、してますよ。最近は婿さんもできるようになってきたから、一緒によくやってんねんけどな。
山下 ふーん。結婚、桂っていうのは学生時代からこの辺に住んでいるんですか?
フジタマ ていうか実家がこの周辺なんですよ。で、学生のときもずっとこの辺やったり、??やったりとかで結構芸大卒業してなんもしてへん人がぷらぷらってたまる場所っぽい気がするかな。便利やし。
山下 あー、桂にもそういうのあるんや。左京区って結構多いよね?
フジタマ 左京区も多いと・・ちょっとごめんなさい、これ。あの、こういう所があるので。これもしまおうかな。
山下 これは二人のコレクションルーム?
フジタマ ほぼ私。私が学生のときに作ってた机で、なんか制作もせんと机を作ってて・・
山下 ハハハ
フジタマ そうそうなんかね、ひまやったから、細かいものいっぱい持ってるんやけど、箱に入れたままやったらもったいないから入れよっかなっていうぐらいなんで、いいもんていうのはあんま入ってない。
山下 うそー?
フジタマ そんなよくない、あいいもん、高く売れそうなもんはこの辺かな、ベンウォッチの。これは結構海外のマニアから。さらにゲームウォッチの前の、ガシャっていってスロットで顔とかが揃う。
山下 何ですか、それは?
フジタマ これは高いかもしれない。高いかもしれんけど、でも高くない。そんなんで数千円儲けてもしゃーないしな。ていう感じです。
山下 これはもともと何のために、こういうの作ったんですか?作品・・
フジタマ え、作品じゃなくて、ほんまテーブルにしようと思って、なんかうん、こういう小っちゃいもの入れられたらいいかなーて思って。それでなんか入れてんけど、そんな厳選したものじゃないから、すごい親とかにこんな入れ方だめやって怒られて、ハハハ、何かいいものを二つとか置くのがこうセンスがいいんやって、こんないっぱい入れるようやったらだめやって言われて。ハハハ。こんなギュ−ギュ−入れたらあかんわて怒られて。ハハハ。
山下 この机を怒られたり、こんなものを集めては怒られたり、そんなことじゃないのね?
フジタマ いや、母もこういうのが好きなんです。
山下 あーこういうちょこちょこ・・
フジタマ そうそうそう。なんか結構、あ、そっかこれを見せたらすごいいいかも。おかん画っていうのが。
佐藤 これ、向こうに持ってって。
フジタマ これがねテレビとかに出たら、すごいやばい。すいませんね、どうするんですか?
山下 そこにいてください。
フジタマ なんかもし荷物とか、大きいの、あったら、二階に・・
19h283025
フジタマ あの、コイーカて言って、ゴンタくんの声が出るやつなんですけど。
山下 あー、ゴンタくんやー
フジタマ あの、なんか湿った布じゃないとだめらしい。湿ったぞうきんやねんけど。なんかあんまりうまくないけど。
山下 確かにゴンタくん。
フジタマ そうそう。ま、それだけなんですけど。なんかちょっと鏡置きになっているんですよ。そんな感じかな。
山下 うーんなんかおもしろい。
フジタマ どうしたら・・ここのピンクのとこ踏んだら危ないんで、踏まないでください。床が抜けますので。
佐藤 祭壇じゃなくて??
フジタマ ここは危ないんで。
山下 祭壇はないんですか?
フジタマ 祭壇はある、ある。うちの神さんあるんですよ。あんま見せたくないねんけど。これ。これなんです。これ、インド行ったときに買ってきたやつやねんけど。なんかわからんけど、いいなっと思って、買ったやつ。
山下 それ別に加工はしてない?
フジタマ たぶん、うん、なんも。たぶんシバ神かな、これ。この髪型とか。でも、にしては等身もおかしいし。なんやろっていう。
山下 毎日こう拝んだりしてるんですか?
フジタマ いや、してないけど。
山下 願いごととか?
フジタマ なんかこれが神さんぽい。なんとなくね。ほかには、これ。ハハハ。これ、ちょっと私作品全然制作現場とかじゃないから、悪いかなっと思ってんけど、これ、ちょっと失敗作で、あの前スイカのビデオを作ってたときに、これをこう、ブルーバックで合成しようと思って、こういう、こういうの作って撮ってたんやけど、すっごい恐かって。
山下 恐すぎて使えない?
フジタマ これはちょっと、恐いやろうってことで使えへんかったやつねんけど、なんかに活かせへんかなって思って。ちょっとこれとか、すごい恐い。すごい恐い。これもソテツを作ろうと思って、ちょっと失敗したやつかな。
山下 これ映像の素材なんですか?
フジタマ 映像の素材にしようと思ってて、そうそうそう。
佐藤 カボチャって僕が言ったら玉ねぎなんだ。
フジタマ え、玉ねぎじゃないですよ。
佐藤 え、違うの?
フジタマ 元ネタはこれなんですよ。ニューギニアのね、これやね、そうそう、これ。このベンタロッジレコードの。これのレプリカを自分で作っただけなんですよ。
佐藤 カボチャを、カボチャ??
フジタマ そんなたいしたこと・・どうせ似ひんから、まねしていいやろと思って。まねしてみたんかな。これなんですよ、元は。
佐藤 これ今でもかぶれるの?
フジタマ かぶれますよ。かぶってみますか?
山下 生意気もかぶったんやから。
フジタマ あのね、もう1個あるんですよ。ここにも黒い、黒いやつが。
山下 すごい、そんなにたくさんあったっけ?
フジタマ 3つおって。かぶりたい人がいたら、かぶってください。ハハハ。
佐藤 頭の大きさが合わないんじゃない?
フジタマ 頭は大丈夫やと思う、あんねすっごいおっきく作ってあって、振れるんですよ。どれがいいですか?
佐藤 おっきいやつ。
フジタマ これ?
佐藤 うん。
フジタマ これは??
佐藤 降ろします。
フジタマ 大丈夫です、大丈夫です。
山下 遺影なんですか?
フジタマ 遺影です。ほら。
山下 あ、いけるわ。
佐藤 これで歌う?
フジタマ うん、なんかいろいろしてたんですよ。
佐藤 頭ぶつけて壊れそうだね。
フジタマ うーん結構ね。
山下 佐藤さんこう、あんまり意外性がない・・
フジタマ 違和感ないかも。
佐藤 変わらないかも。
山下 なんで、こっち向いて、こっち向いて。こっち向いて。
フジタマ たぶんあれやと思いますよ。身長がね、あったら。
山下 そう、なんかバランスが取れちゃう。
フジタマ 身長があったら。
佐藤 こういう感じなのかー
フジタマ なんかもっと重いもんやと思ってました?
佐藤 うん、そんな違和感なかったんですけど。
フジタマ 実は発砲スチロール。佐藤さんこれもいいかもしれない・・
佐藤 これちっちゃいでしょ?
フジタマ これ浅めの・・ちょっと私も写真撮りたいかも。うちの家に・・
佐藤 これでみんなで買物に・・
フジタマ いけますか?逆取材。これ異様かも。
山下 これ??
佐藤 声がさ、こもるね。
フジタマ そうですよ、で、けっこう前とか前とか見えないでしょ。
佐藤 うーん、見えないってほどじゃないけど、鼻の位置が・・
フジタマ ちょっとこれフラッシュたいたら・・
佐藤 これもう番組ありますか?
フジタマ え?
佐藤 見たことないんだけど。
フジタマ なんですか?
佐藤 この番組。
フジタマ この番組?
佐藤 担ぐ人の。
フジタマ はい、はい。え、担ぐ人のなんですか?
山下 ビデオがほしいらしいんです。
フジタマ あ、ビデオ?
山下 ビデオを買いたい。
フジタマ 買いたい、いっぱいありますよ。いっぱい在庫がありますから持って帰りはりますか?
佐藤 うん。サインつき。
フジタマ サインつきですか?もしビデオテープが古いからね・・
佐藤 ビデオかー、DVDじゃないのかー。
フジタマ そうなんですよ。VHS、あ、DVDがよかったら、なんか資料用のやつを。なんかね、これもゴンタくんなんですけど、これはね・・
佐藤 これいいよね、自閉症、八島くんとこにあげたら喜ぶかも。
山下 あ、顔似てるかも。
佐藤 いや違う、違う。
山下 いや、わかるわかる。
フジタマ 結構、それかぶると何でもできる気になるんですよ。
佐藤 そうそうそう、恥ずかしいことがなくなるみたい。
フジタマ 恥ずかしくなり・・
佐藤 民博の会議に出て・・
山下 みんな仮面会議すればいいのね。
フジタマ これとかがあると・・
佐藤 館長がやってたり。ハハハ。
フジタマ すごい怒ったり・・これオークションで買って、写真で見て、わ、かわいいって思って、ちっちゃいと思ってたら来たらすっごいおっきかって。
佐藤 オークションではわかんない。
フジタマ これくらいって思ってたら、なんかお金入れたら(ゴンタくんから音楽鳴り出す)
山下 あ、テーマ曲が。
フジタマ 鳴るっていう、そんな・・
佐藤 お金は出てこないの?
フジタマ お金はね取り出せます。こっから・・
佐藤 オークションでいろいろ買い込んでいるわけ?
フジタマ うん。これはリサイクルショップとか。
山下 すごい、二人がそれをお互い持っているのがすごく変。佐藤さん、お互いもうちょっと近寄って・・
佐藤 これ持ってどうすんの?
山下 そう。
佐藤 かぶってた方がいいよね?
フジタマ うーん。
山下 すごい、シュールな・・
いいね、これ。ほんとに。いっつもある?
フジタマ うん。
山下 一つコレクションとしてもらっちゃうとか?
佐藤 いやいや。
フジタマ 作りましょか?
佐藤 みんなでかぶって何かやりたい。
フジタマ みんなでかぶって何かしますか?
山下 会議する。
フジタマ これで何かあの、あれにしましょか?こないだの機械の。ハハ。あれに。
佐藤 あ、写真撮り忘れた。あとで撮らせてもらおう。
フジタマ どしたらいいんやろ?何か制作っぽいやつ・・
佐藤 あんまり意識しなくて・・
フジタマ 制作・・
佐藤 ちょっと冷蔵庫見せて。
フジタマ 冷蔵庫ですか?
山下 冷蔵庫好き。さっきいっぱいつめてましたよ。
フジタマ これなんかね・・
19h365001
フジタマ 意味わからん・・たぶん自転車をね買った・・
佐藤 だんなのネクタイじゃないの?
フジタマ なんか自転車の泥よけに使う・・
山下 あー
佐藤 なるほど
フジタマ らしいんです。ストップ、止まれやてゆうてる。
山下 だからあの、車とかのいちおこれでこんなふうになってるのね。
フジタマ そうそうそう。でもこんなん付く自転車いまどきないねん。
山下 そうよな。
フジタマ 顔しか見えてこうへんから、こういう生き物やとずっと思ってて。
山下 これ、じゃ、ガタガタガタって。
フジタマ こういう生き物・・
佐藤 ヒドラだ、ヒドラ。切ったら二つに分かれる・・
フジタマ プラネリアですね、プラネリアっぽい。で、やまとの??用のプラネリア。
山下 このすごいえらそうなやまと。そして、この右翼っぽい、この日の丸は。
フジタマ これが最近見た、ウワーと思ったブツ。
山下 うわー、すごいねー
フジタマ これべつに買ったわけじゃないねんけどね。なんか自転車買ったら付いてたんですよ。
佐藤 ちょっとみしてください。中国製。日の丸がついてる。
山下 でもこれ、買ったらごく普通に付いてるんだっていうのもすごいのね。
フジタマ いやたぶん自転車売ってくれた人が気をきかせて、こんなんとかも。
山下 君はこういうのが好きそうだろって。
フジタマ でも全然なんかそういうって、ものが集まってくるっていうのがあるねんけど。これ、フジちゃんにって思って、とか言って、どっかいって。
佐藤 それ、八島さんの世界だな、ほとんど。
フジタマ なんかすごい集まるんやと思う。もらったもんとかいっぱいある。コーラとかも全部もらったかな。なんかコーラの会社にお父さん働いている子がいて。
山下 いろんな国のやつだ。韓国とか。
フジタマ これ好きやろってゆって渡されたんじゃ・・
佐藤 捨てられない
フジタマ もうなんか集まってくるんかも。
山下 渡されて、あ、えー、困ったなとか思う?
フジタマ ありがとうってゆって。たまに困ることもあるけど。
山下 でもけっこうおもしろいなと思って?
フジタマ そうやなー。何かね、昔そのインド人とずっとインド料理屋で働いてて、ずっとそんときにごみ拾うのがすっごい上手で、インド人が。シスター、私シスターて呼ばれてて、シスター何欲しい?って聞かれてて。あのね、扇風機が欲しいんですよーって夏くらいにゆってたら、わかったとかゆってて、夏が終わったくらいの時に2台もらってて。ハハ。いらん、2台もー。ま、1個でいいんやけど、え、グッドよとかゆって、渡されて持って帰ってきて。でなんかいろいろ、これもそんなんで、これシスターにあげるねって言って。いっぱいなんか絶対きいひんトレナ−いっぱいもらった。ハハハ。なんかすごいもらってた、その頃。
山下 すばらしい。
フジタマ 喜ぶからあかんのかなーと思ってて。でもこれはもらった中ではいいほうかな。 ずっと回ってるんですか?ハハ。
山下 そうしたら、母スケッチみたい。
フジタマ 母スケッチブック見ます?
フジタマ これすごい。
山下 お母さんなにをしてはる方?
フジタマ 普通の主婦。
山下 おー
フジタマ きついねー?
山下 全然予想と違った。
フジタマ おかんスケッチブックが、これが何か、みんななんかな、うちのお母さんが、最初はねなんか、こういうのが描きたかったらしくって。わたなべまさこの絵が好きなんですよ。で、描こうと思ってスケッチブック買わはって。でもその頃私とかこういうの、王家の紋章とか描きたかって、で、サインとか入ってんねんけど。
山下 お母さんが描いたんだよね?
フジタマ お母さんが描いたん。でそれが、何かね、私はアラレちゃんが好きやったからその頃は。アラレちゃんを描いてくれって頼んで・・
山下 何歳くらいのとき?
フジタマ 小学生くらいのとき。
山下 あー。
フジタマ で、アラレちゃん描いてください、描いてください、描けーってゆうてたら、すごいいっぱい描いてしまって。
山下 えー。
フジタマ 最初はこう、なんか描いてるだけやってんけど、だんだん調子乗ってきて。最初こう、めっちゃ調子乗ったっていうやつは、セリフを描くんですよ、お母さん。これ、ようわからん。フフフ。で、こういうの好きで、でこう描いた後に自分で勝手にセリフを考えてて、描かはるんですよ。なんかテレビの??の、「ぼく、ミッキ−マウス。ねずみのなかでも男前だー」て書いてる・・ハハ。
山下 お母さん何歳?
フジタマ お母さん今もう70とかです。うち、けっこう年いってから。でも今でもこういうセンスなんですよ。
山下 すばらしい。
フジタマ これとかもなんか、絵はなんかを見て描いてあとは全部セリフをこう、かーと書くんですよ。自分で。なんかいちいちこんな書くのがはまっていって。
山下 この、たかこ画、っていうのは?
フジタマ たかこ画っていうのはサインかな。「おんじとハイジ」・・これなんかよくわかんない。
山下 こんな達筆な、筆文字のような・・
フジタマ そうやねん。すごい、すごいスケッチブックで。こないだ家いったら、あんたこれ持っていきって渡された。
山下 これ初期の作品ていうかあの・・
フジタマ これはあの、拾ったんやけど。右京区らへん家の前に「必要な方持っていってください」っていっぱい置いてあって。これなんか子供の頃に持ってた本で、けっこうしぶいんやつやねんけど。これがすごい好きやったん覚えてて、うわーなつかしいと思って、拾ってきたんやけど。これ小学校のときにね読書感想文書けって言われて。でこの本で読書感想文書いたらすごい怒られて、ハハハ。すごい怒られたていうのが覚えてる。
山下 先生、それはだめ?
フジタマ だめかも。四次元のなそをさぐるではだめって言われた。
山下 読書感想文では?
フジタマ そうかなー。
山下 ふーん。
フジタマ ??なくさへんように貼ってるだけかな。
山下 魔女迷宮は?
フジタマ 魔女迷宮は、これは婿さんがこれがどうも好きらしい、この写真が。なんで貼ってある。私はこっちが好き。
山下 天然記念物・・
フジタマ バーニング??って車のやつ。けっこうこんなんとかぶらさげられてる。けっこうこれがかっこいいと思ってて。これは似顔絵かな。
山下 だれが描いたの?
フジタマ 私が描いたやつ。あ、これが婿さん、あきらで、これが私。これが私がヤンキースタイルになったときっていうのって描いてて。ヤンキーの髪型かな。
山下 うわー、ハム太郎・・
フジタマ ハム太郎、これけっこうすごくって。こう、ピィってねじ締めたら、あれ、光る。むちゃむちゃ光る。ぱちもんやけど。これ。
山下 なかなかすごいですな。
フジタマ すごい、すごいでしょ。めちゃ光るんですよ。
山下 めっちゃ光るハム太郎。すごいー。
フジタマ なんか貸してるやつとか・・それはけっこう好きやねんけど、そのテレビでやってるやつ。
山下 これ、まあ1本1本はこういうの好きなひといるよねーっていう感じやねんけど。
フジタマ あの、まとまりがないねん。買い方がめちゃくちゃやから。
山下 着つけま、専科?
フジタマ それは着付けをしようと思って。
山下 それは実質的に?
フジタマ やろうと思ったんだけど、見ただけで終わった。
山下 あとこういうのもあります。
フジタマ これはすごいいいよ。もうぼろぼろかもしれんけど。ちょっと見てみるし。これもリサイクルショップとかのやつで。すごい安い値段のやつやってんけど。なんか観光紹介ビデオかな。あれ、こんなふうじゃない・・ビデオになっていない。ビデオ1かな。こんなんやったかな。
山下 これハワイいくんじゃないでしょうか?
フジタマ そうそうそう。ハワイの雄大な自然。これ単にミックスに使えると思って、買ったやつ。けっこう見てたら・・
山下 こういうの中身を見て買うの?
フジタマ これはジャケ買い。ジャケ買い。
山下 ジャケ買い・・
フジタマ ジャケ買い。これ2本あったから。なんとなく。
山下 これがこれじゃないの?
フジタマ あ、そうや。入れ違えているよね、たぶん。なんかまあ永遠・・
山下 この前のログズとかと一緒にやったビデオ紹介の、とかって・・
フジタマ これはビデオ会用に、編集してたやつかな。なんか見たいやつあったら出します。 これがこないだやってたやつかな。
山下 全然・・
フジタマ あ、そっかー。
山下 ビデオ、映画がいい?
佐藤 あやしいタイのおっさんの踊り、最初からスローじゃない?
フジタマ あやしいタイのおっさんの踊り、見ますか?えっと、どれですかね。ビデオ、これって、このビデオって何分くらいに編集されるんですか?
井ノ本 いろいろ、いろんなバージョンに。
フジタマ もう短くまとめてください。早送りでいいんで。だってしゃべりすぎで、あとで、いっつも、あーしゃべりすぎやってすごい思う。あんまりしゃべってない・・これ。
山下 これ、見たい??
フジタマ これあやしいタイのおっさん。この踊りはこないだやってた。
佐藤 これみんなで見てて楽しい?
フジタマ おもしろいんですよ。この人が・・フフフ。なんかみんなで見るって一種異様な感覚に陥るっていうのはある。
佐藤 もともとどっから出てきたの?
フジタマ これはね、えっと、ビデオCDがあるんですよ、この辺・・
佐藤 タイトルはあやしいタイのおっさんじゃないんでしょ?
フジタマ ちがうー、タイのなんかたぶんコメディ番組なんですよ。そのコメディのこれは長くあって、このおっちゃんとかが永遠コントとかやってて、ほかにもねすごいおかまとかいっぱい出てくるんですけど、選りすぐってここのこんだけ持ってきた。
山下 そんな番組あると知って、それを買ってるわけでしょ?ジャケ買い・・
フジタマ これはもらった。吸引してるかも。おみあげでもらったタイのビデオが、ラオスかな。ラオスのおみあげでもらって、でもどうもタイちゃうかって言ってて。これはもう??な踊り。けっこう音楽がかっこいいのが逆に笑けてくる。フフフ。
山下 おかしい、フフフ。
フジタマ なんかだんだんやらしくなってくる・・これがずっと真顔でもんすごいおかしい。このたぶん、この左の子供がこう呼ばれてやってる感じが・・編集してへん。フフフ、シュッと戻るとこが好きやわ。ま、これはこれで終わりなんですけど。ここまででいちお切ったんですけど。こういう・・これは怪獣ビックバトルかな。あ、でもこれ、これはアメリカで盛り上がって、怪獣プロレスの、です。でもこれずっと見てたら帰れなくなりますよ。
12月13日 フジタマ R−33
19h444716
フジタマ これでいちお選べるやつを作ってみたんですよ。4つ入っているやつ。だ、これでよければコピーしますけど。
山下 これ、いちばんはじめのやつ。
フジタマ これですか?これがいい。
山下 とりあえす。
フジタマ けっこうこれは・・
佐藤 昔から映像やってる??でね・・
フジタマ すごいでしょ。
佐藤 これ中にいるの、本人でしょ?
フジタマ そうですよ。だいぶわかいとき。
山下 何歳くらい?
フジタマ もうだいぶ、97年やからもう7年前かな。
佐藤 前から・・
山下 てか玉ねぎ切るのがインド料理屋さんにいたからじゃない?
フジタマ そうそう。
佐藤 毎日切ってる。
フジタマ 毎日切ってたんですよ。
佐藤 プロだね。
山下 これはなに??
フジタマ 寒くないですか?大丈夫?なんかつけますよ。
佐藤 これだれが撮っているんですか?
フジタマ これはね、画像いいでしょ。これはね人が撮ったやつなんですよ。しもとさんていう。
山下 あ、じゃあ・・ウーファーケアの、だからプロ?
フジタマ ウーファーの。だから画質がすごいいいんですよ。私が撮ったやつやったらもっと潰れてる。
佐藤 あれかぶっててよくあんなに切れるってすごいよな。
山下 う、なんて??
佐藤 なんでこれかぶらなきゃいけなかったの?
フジタマ なんか最初はかぶらない予定やったんですよ。最初のプラン出した段階では、テレビと私がこう間に入って、3つ顔が写ったら3人でしゃべれるっていう、しょうもない思いつきやったんやけど、どうもテレビとね間に入るとね、すごいすごいだめだめだったんですよ。見た感じが。なんで、ちょうどこのお面をなんとなく趣味で作ってた時期だったんで、よしこれをかぶろうと思ったんですよ。
佐藤 電話も作った?
フジタマ ちょうど、電話はね、あの、子機ですわ。普通の家で使っている。
山下 昔はあんなの・・
佐藤 だけどこのために作ったんでしょ?
フジタマ いや。
佐藤 違う?ほんもの?
フジタマ 電話です。ほんもんですよ。昔のやつ。ちょっとね、このお面がテレビの大きさとちょうどいい塩梅なので、なんかうまくいった気がします。
山下 なにしてる?ハハハ。踊ってる。
フジタマ そうそう。一緒にこう。
山下 あ、後ろのビデオって、編集、連動してるんだね?
フジタマ うん。なんかビデオと、その真似事をやってるんですかね。
山下 こう、担ぐ人ってあるから、ビデオを、テレビを担いでる人であって、玉ねぎを切ってる人ではないんだよね?
佐藤 あ、取っちゃった。
フジタマ うん。
山下 あ、若い。
フジタマ なんか若い。いちばん最初のプランやったら、担ぐ予定やったんですよ。でもどう考えても担がれへんかって。
山下 重い・・
フジタマ で、吊ったんです。
山下 担いでる風にも見える。
フジタマ 担いでる風にしよう。そう考えると??かなりつぎはぎになってる。
山下 玉ねぎ切ってるときは玉ねぎ切ってるような映像だった。
フジタマ こんときはパフォーマンスって考えてて、これまで映像の作品ていうのは、なんか基礎のときに一回やらされるんやけど。
山下 うん。
佐藤 バスに乗って家族旅行ていうのはどれ?
フジタマ もともと、もともとはなんか・・
山下 長い。
佐藤 長い。今のには入ってないの?
フジタマ すごい学生の時のやつとか・・
山下 あ、こっちじゃない?
佐藤 これは今のに入ってんの?
フジタマ あ、これの後ろのビデオ、テレビで流れてたビデオですこれが。
山下 あ、玉ねぎを切ってるときにはこんなことが?
フジタマ そうそうそう。
山下 あ、ちょうどこう料理の鉄人とかの??が。
フジタマ そうそうそう。
山下 あ、そういうことかも。
フジタマ すごい一切撮影してなくって。全部こう録画とかを、レンタルとかのやつをコピーしたから、すごい先生に怒られて、こんなん流用やとかすごい怒られて。ていうやつかな。
山下 でもあれとしては、ここを実際メーキン??たちの取材をしに行くっていうよりも、いつも見てるテレビの画面を使いたかった?
フジタマ テレビの画面を使いたいっていうのが、そうそうテーマというかやりたいことやって。で、そんときに・・
佐藤 ??流して・・
フジタマ そのテイト??と映像の声ていうのをこうミックスしたいていうのもあって。なんていうんかな、こうリズムがあって、それに映像の掛け声とか、音声を乗せて、それで音楽を作るっていう感覚が一つあって、なんかそのノリで作ってた。この頃がすごいアナログ編集やったから、こう巻き戻して、こうスッタカッタッタって止めて、ここでトリニクー??いれようとか、全部。今はデジタルやからわりと合わせやすいんですけど。この頃は巻き戻して、ここにおうたらええな、こうここにとかって、いろいろやってたんかな。
山下 あの、VJとかいうのとはまた違う感じかな?
フジタマ うん、かな。なんかそういうグループがおって、ここにもビデオがあんねんけど、こうテレビの映像だけでなんかビデオを作る人達がアメリカに当時いて。ま、それにちょっと影響受けて、うん、やってみよう。
山下 だから問題なのは、先生が問題やてゆうたのは先生らの時代にはこう自分で撮影したものが作品であって、既製のこういうなん、既製てゆうたら変やけどリミックスするっていうのは発想そのものなかったっていうか・・
フジタマ うん、A4ぐらいまでやねん。たぶん先生とかにしたら。その同じシーンを作るとか、映画と。ていうのはアリkじゃもしれんけど、こんなテレビそのまま堂々とガーって突っ込んだら、ハァーて感じやったかな。
山下 あほな何してんみたいな感じやな?
フジタマ うん。
山下 編集しましたって言っても・・
フジタマ 編集しましたって言っても、パフォーマンスをしましたって言っても。でもこれは、あかんと思う、実際は。うん、すごい怒られると思う。そうそう、だからそれ作るまでは、これを作るまでは、えっとこういう、この前にこいつらを作ってたの。で、これのでかい写真とこういうのとかって並べたやつもあったし。これ、おっきい写真。あと、これぬいぐるみ並べるのは前からこう、こういうのんとか。こういうなんか、学生時代にはこういうことしてたんか。あとすごいしょうもないパラパラマンガとか。これ、こういう作品を作ってたんかな。あと、これがさっきの金魚ブーツ。これがこういう感じなんですよ。ポンプがいちお付いてて、こう、歩けるっていう設定やったんやけど、この・・
山下 なんでこれ作ろうと思ったん?
フジタマ 欲しかったっていう、それだけなんですけど。
佐藤 金魚の世話をしなくていい旅行??のときも?
フジタマ いやなんかかわいいっていうそういう勢いだけで作った。だからそれもまた先生に言われるんやけど。どういうテーマがあってこういうものを作るんのかっていうことを言われて、欲しかったんですってゆうたら、また問題発言になって。欲しくて作るていうのはだめですかってまたもめてしまって。
山下 ハハハ、言い返したんや。
フジタマ そう、それでなんかこう生き物と人間の残虐性みたいなもの考えたのかなて言われて、深く考えてませんって。でもほんまに正直なところほんとに欲しかったていう。でもそれはなんか生き物を入れるってことがその、いろんな意識を呼ぶやろ、ていうのはあったけど。意識としては欲しい、こういうのがあったらって思っただけ。
山下 これすごい高性能で、靴に映像、金魚が泳いでる映像が映るとかやったら、あかん?
フジタマ 映像やったらあかん。ぶつがはいってへん。
山下 ぶつね。
フジタマ カブトの幼虫とかでもいいかも
山下 それやったら別に寝てるから。
フジタマ カブトの幼虫やったら住みにくい??かも。
佐藤 だんだん育って。
山下 せみとかね。
フジタマ でも金魚ってなんかかわいいから、いいかなっと思って。
山下 でも動かへんかったらおもしろないよな。
フジタマ たぶん将来的にはこういうアクセラリーとかディフトも??浮けばね。
山下 生き物。ハハハ。
佐藤 キンユウセイバー??でも。
フジタマ あ、ありましたよね。
山下 生き物じゃない。
フジタマ いやほんまに生きてるやつで死なんような生き物が登場して。こうペンダントとかに入ってるような。あと30年くらいしたら。そうそう。
佐藤 30年くらい一生動物?
フジタマ フフ。かね、すごい。これがさっきの余ったTシャツ。なんか物を、物を売る企画みたいな、ギャラリーで。それのお店の、これ、だから大学入って、学生のときの作品かな。あんま、あんま変わってへんね、なんか。
山下 それはでも作品ぽいってゆうか、なんか・・
フジタマ で、それだけじゃないんですよ。私、営業の者ではないですが、ここにハンコがついてる。
佐藤 よくできました。
フジラマ ほら、すごい。
山下 ハハハ、くるしい。
フジタマ ホーインワン、ホーインワンって。びっくりした。
山下 ちょっとやって。
フジタマ で、おかあさん自分の分も買ってはるねん。
佐藤 そのしゃぼん玉がすごいなあ。
山下 あ、光らへん。
フジタマ ギュと押したら・・ハハハ。なんかこういうもんが好きなんですよ、うちの母親。
山下 なんか間違えない遺伝子が入ってるよね。
フジタマ たぶん似てるんやろうなあって時々ハァーって思うときが。で、しゃぼん玉についてはなんか、母はこう、ねん??違い、これはきらきらの飾りやろうって。いやぜったいおかしいってこうやったら、やっぱしゃぼん玉。
山下 吹いて、吹いて。
フジタマ こう。あんましょぼい。
佐藤 補充しないといけないんだよね?
フジタマ うん。
佐藤 金魚いれてもいいね。
フジタマ フフ。ちっちゃいしゃぼん玉しか出ません。
山下 すばらしいね。
フジタマ ここまでしか最初知らんかって・・
佐藤 何のために?フフ、何のために?
フジタマ で、もらって3日目くらいして、ハンコやって。ホーインワン。めっちゃホーインワンやって。びっくりした。
山下 びっくりするね。
フジタマ うん、なんかこういうものをよくもらうことが。高いものはくれへんけど。
山下 ナウい、ナウいっていうか、センスが若いお母さん。
フジタマ
若いていうか、なんかかわいいもん好きやねん。かわいいもん。かわいい、かわいいてゆうて電話かかってくるけど。
佐藤 ちゃんと考えて、プラン??顔は見せないとか。
フジタマ なんか、そうそう、なんかいちお美術館やったから、ちゃんとプラン出さなあかんて思って。
佐藤 今回のもですね、プランを出してもらえますか?
フジタマ 今回のも出さないとだめですね。でも、けっこうね・・
佐藤 プラン自体を図録に使いたいてこともあるんですよ。
フジタマ あー、ちょっとね、考え中なんですよ。
フジタマ アランデス??ヘロヘロやってたから、それを思ったら、ちょっと民博てすごい危険やーって思ったん。すごい現代美術、やっぱあかんやんて思われるんちゃうかなって。すっごい慎重にやらへんと・・
佐藤 ヘロヘロ?
フジタマ 光ってこないっていうのがあって、ちょっとじっくり考えて。だからそのビデオの、収蔵品でビデオを作る、ホームドラマていうのにしても、単に作るだけだと収蔵品パワーに負けちゃうんですよ。だからそれをどうクリアするかっていうのが問題。
山下 そうだね。
フジタマ そこが考え出すと、どうしたらいいかな・・
佐藤 ??フジタマさん、地でいいです、素で。かけます。
フジタマ 素でいいですかー、で、なんかちょっとね展示とかも考え、方法・・
佐藤 それで18日・・
佐藤 けっこう入っちゃってますよ。
フジタマ そうですか?とりあえずコーヒーくらい入れさしてもらう。
佐藤 普段食事っていうのは、フジタマさんだけが作ってんの?だんなさんも・・?
フジタマ いや、最近婿さんも作るようになってきましたよ。
佐藤 片付けも?
フジタマ 片付けはたまにしはるかな。
山下 大学んときの同級生とか、そんな感じですか?
フジタマ そうそう、そうです。
佐藤 二人でそれぞれ部屋にこまって作品作ったりしてるんですか?
フジタマ そんなこと・・、なんかね向こうはアトリエ持ってるんですよ、借りてて。私はないから、ここで、このへんでやってるんで、すごい迷惑やと思います。
フジタマ カセットで、四曲くらい入ってて、B面がカラオケなんですよ。で、一緒に歌えるやつが・・
佐藤 日本橋とか秋葉原で路上で売ってるやつじゃないの?
フジタマ でもちゃんとお母さん千円とかでレコード屋さんとかで買ってたやつ。
佐藤 伊達さんの・・
フジタマ これ全部近所の人とかやし、笑けてしまう。こっちが喫茶店のママさんですごいいい人なんやけど、けっこうはめ外してはる。
山下 なんかこう虹??の上に二人の首が乗っかってるように見える。
フジタマ 演歌のやつ。これ、ねまつこうじ。
山下 こう来てるのに社会に求められないっていうのでジレンマを感じたりするようなとか・・
フジタマ あー、そうなんや。
山下 そういうのは?
フジタマ そうなんかもしれへん。うん。
山下 だから・・
フジタマ なんかその、社会が全く求めへんけど、ある人が純粋にガーと打ち込んだものてすごい美しいもののような気がする。それは私の妄想か、誇大妄想かもしれへんけど。うーん。例えばかつぐ??とかも・・
山下 ??人形。
フジタマ ??人形にしても、ねらいはこう人に見せて、きれいってとかいうのもまぁあるかもしれへんけど、基本的なねらいはその神さんの姿をこう作るっていうもので、そこに自分の個性やとか他人がどう受け取るかとか、そういうのばかりじゃないと思う。すごいジ純化された、なんか創作欲求とかでできてるものっていうのがいいなーってなんか思う。うーん。絶対こういう社会に住んでたら何か作るにしても、何らかのこう社会性みたいなんを囲わんと存在価値がない、みたいに言われるけど、なんか全くそういうのと違うところにあるものをなんか作れへんかなって思う。まぁ70くらいになってもいいんやけど。たぶん当分は絶対無理と思う。でも、でもそれに近いものはけっこうあって。だからうちの母親とかがなんかこういうのとかいっぱい作る人やったんですよ。手芸なんやけど。そういう手芸とかも、けっこうそういう、これいいでしょ?
山下 うん。
フジタマ にわとり。全然こう、こんなもんとかでいいんやけど、ワーって、自分が嬉しいってなるようなんをこう、ポシャッとしててもできるようになったら・・それがいちばんいいもんかなって思う。けど、わからへん。
山下 いやいや。
フジタマ それはちょっと見えてこうへん。まだ不確実やけど。最近はそういうもんがいちばんすごいなーって思うことが多い。見たものとかでも。その美術として社会に対してどうっていう表現とかよりも、ほんまにその、露店のおっちゃんとかがそういう、なんかまったくこう、あんまり何でもないんやけどすごいレイアウトで物並べて売ってたりとか。何か無意識的にアウトサイダーアートとかもけっこうそういう部分があると思うねんけど。なんかそういうのが、理想の世界としてはそういうのがあるかな、うーん。
山下 こう例えば、お母さんとかもこう、好きでいっぱい描いて、別に見せるわけでもなく、描いてたりする、ああいう心境というのは?
フジタマ ああいうのがいいなーて最近すごい思う。で、子供のころって絵描くのってほんまに、こんな形が見たいとか、そういうことしか考えてなかったし、なんかそれでうまく描けたら何とも言えんこう嬉しい気持ちってあったでしょ。それに戻りたいっていうか、そういうことできひんかなーっていうのがうーん、あるから。でもやっぱ美術大学とか行って、展覧会とか出してると、なかなかそれはできひんので、うーん。どうしたらいいんやろ。それはまぁ50年後くらいにそういう感じになれへんかなと思うかな。無理かもな。でもそういうこと言ってる時点で、すでに社会をこう意識してるから、もうだめっていうのはわかるんやけど、なんかそういうのがいいなって思うんやけどね。最近はね、特に。何をしたらいいんやろって思ったときに。うーん。
山下 なるほど。そういう悩みていうか、うん。
フジタマ うん。けっこう美術の悲しさみたいなんを最近ありありと見ることが多いから。
山下 それ、例えばアンテストカチーナ・・
フジタマ アーテストカチーナもそうやったけど、やっぱり2、30年くらい前のアメリカの現代美術とかを見ると、すごい悲しくなる。
山下 どんなん?
フジタマ うーん、ステ、フランクステラとか。ああいうのかな。
山下 あー。無理してるなあって?
フジタマ 無理ていうかな、なんか、やっぱりこの時代にこういう表現をするっていう考えがございましたっていうのがかいてあるみたいな印象しか受けへんくって。うーん。その、あー、なんか記録みたいなものもやっちゃうんかなって思ったら、すごい淋しい感じがした。たぶんあの時代に見たらすごい輝くんやと思う、おっ、こんなものがっていうのがあったと思うけど、やっぱりそれが時間経ってみたら、資料ていう感じがすごいして、うん、なんか悲しいねって思った、すごい。それはない?思ったことは?古い美術、あとちょっと前の美術とか見て。
山下 ものすごい昔になったらそう思わへんねんけど・・
フジタマ そうやねん。
山下 現代美術と呼ばれているものとかには感じることはあるかな。
フジタマ ものすごい昔までいくとそうでもないけど、でもそれがあと50年くらいしたらまたひとまわりで、たぶんまたかっこいいと思うやろうなとかも考えると、ますますちょっと悲しいもんがあるかなって気がする。
山下 それに、まあ20年前くらいのそのステラとかだったら私らが、私が学生の頃がいちばんこう・・
フジタマ 輝いてた時期。
山下 日本にね紹介されたあたりっていうのがこんな??っていうのが。でも、そういうふうに、そういうことを悲しいと思う感性そのものはあの。20年前にはなかったと思うよ。
フジタマ ああ、その20年前のものが悲しく見えるってことはなかった?
山下 うん、20年前に20年前、まあ今から40年前のものがその20年前の自分が悲しく見ていたわけでは全然なかったから。すごくこの何年間ていうか・・
フジタマ 早くなってきている、今すごい放物線状態にピューってなってるから。
山下 そうなんかな、消費されてきているっていうことなんかな。
フジタマ うん、すごい消費ていうか記録がいっぱい蓄積されてる感じがして。
山下 なんかそういうのとまた同時になんかそういう・・
佐藤 仕事道具??
フジタマ 仕事じゃないですけど、これ、こんなカメラで撮っているんです。Hi8なんですよ、実は撮影で使っているのは。
佐藤 え、Hi8だとアナログですよね?
フジタマ そうですよ。で、これをえっと、メディアコンバーターていうデジタル変換器に通してパソコンに取り込みをして、でDVDに。
佐藤 Hi8の方が色がいいとか?
フジタマ いやそんなことはないんですよ。単にデジタルビデオカメラを買うタイミングをずっと逃してて。で、そんままなんだけど。まあなんかちょっとぼろっちい感じはでますよね、映像に。
佐藤 デジタルがっていうこと?
フジタマ いやいや、Hi8の方があの、DVで撮ってもらったらわりとなんかうそっぽいぱっきり感が出るんですね。ま、そこまで映像にこだわっているわけではないんですけど。いいかなと思って。ま、壊れるまで使おう、と。消費しないから。消費しないから壊れるまで使おうっていう感じかな。デジタルビデオカメラが買えればいいんですが。なんかほかの物買っちゃうんですよね、ゴンタくんとか。ゴンタくんとか安いからと思っていっぱい買うんやけど、それがだめなんやね。だから、いつでも、こんなん、こんなん、こんなんとか、ゴンタくんとか、なんかここ見ただけでもあるし。そやね。あとはカメラ、カメラも前は一眼レフ使っててんけど、どうも撮影が下手なんでちょっと古いビックミニっていうやつを使っています。これが非常に写りがよいです、このコンパクトなのに。仕事の道具、
山下 あとパソコン?
フジタマ パソコン、パソコンはそんな、仕事ってほとんど編集やね、ビデオの編集に使っています。
佐藤 そこに坐るんですか?
フジタマ これ、いっつもねなんか、これがなんか高いから、いっつも正座してこう・・
山下 すげえシュールな風景だ。
フジタマ いっつもこう自然とこうなってるんですよ。こう猫背で、こういうふうにモニター見たり、テレビ見たり。あ、大丈夫ですよ。あの、適当に。
山下 大丈夫じゃなかったかも。
フジタマ あ、大丈夫です。CDだから。これがこのへんで。適当に置いといてもらったら。
フジタマ すごい、最近ものすごいいっぱいスパン??がきますね。それ、この、これがけっこう写真がいっぱい、最近撮った。あの民博のやつもけっこうあるかな。ちょっと大きくしよっか。その他の写真、その他。なんかおもしろいやつないかな。どれが民博写真。
フジタマ なんかありますか?ビデオ、これ。編集ソフトはファイナルカットで何でもやってしまいます。あっ、これちょうどこないだのやつの編集が。
山下 ぬいぐるみアニメですね?
フジタマ ぬいぐるみロックショー。
山下 あ、ロックショーやったんか。
フジタマ いやいやいや、じゃない。これこないだ編集してたやつ。
佐藤 それ民博の資料でやったら??じゃなくて?
フジタマ これ、これですか?たぶんできると思いますよ。これってここで撮影してるんですよ。なんかブルーバックの紙をカーテンの代わりにつけて。で、婿さんと一緒にこう・・
山下 あ、二人で。
フジタマ 二人で。バーってやって、カメラ、カメラひとつ置いて。
佐藤 ??
フジタマ 資料がね。
佐藤 ??それが横でちゃんと動いてる。
フジタマ そうですね、なんでなんか部屋ぽくして資料とかいろんなものがあって、それが動いてるっていうのがいいかなと。
フジタマ あの、さっきの変なキーボードでこれの声は作ってる。音楽とかCDからサンプリングしてループ??でも全然??これを??後でできるんやけど??こういうふうにやるしってちょっと練習して二人でやっててんけど。すっごい疲れた、すごいなんかむつかしい姿勢で、こう崩れんようにこう青い点々を??手袋が足りひんからこう映ってんねん。実はうちの婿さんがぬいぐるみとかで遊ぶのがすごいうまくって、なんかいっぱいいるんやけど、全部キャラ分けて、いろいろ言うんですよ。そこにリズムとかもかっぱ水産の社長ということになってて、バシってやるんですよ、なんか。
20154318 18h3100
終わり
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